ファンタジー系の作品においてなくてはならない存在である「魔法といった超能力」。
この記事では「魔術師」や「魔法使い」、「魔法少女」などがメインとなっている作品のオススメ紹介します。
作品によって異なる魔法に対する理論や世界観をわかりやすく解説できたらと思います!
1.魔法科高校の劣等生
おすすめの傾向
作品のキーワード:魔法、高校生
こんな作品が好きなら:「ギルティクラウン」、「とあるシリーズ」
基本情報
話数:26話
原作者:佐藤勤
連載:電撃文庫
どんなストーリー(お話し)なのか?
2095年の近未来の日本、「超能力」や「忍術」といった先天的な特殊能力が、「魔法」という名目で体系化されていた。魔法教育機関である国立魔法大学付属第一高校に通うこととなった二人の兄妹、優等生である妹の深雪は通称「花冠(プルーム)」と呼ばれる一科生、実技が苦手な兄の達也は通称「雑草(ウィード)」と呼ばれる二科生だった。ミステリアスで大人びた達也と達也を兄でなく男性として慕う深雪は、学園を中心に巻き起こる様々な事件に巻き込まれていく…
動画紹介
みどころ紹介
■徹底的に作り込まれた「魔法」
「魔法科高校の劣等生」は魔法と銘打ってはいるものの、原作者は「超能力モノである」と公言しています。
世界観は発展した近未来都市が舞台で、魔法の使用はCADと呼ばれる機械(拳銃やリモコンなど形容は様々)を用いることが一般的です。そして、この世界の魔法のシステムはこれでもかというくらい徹底した作り込みです。
- 魔法とは超能力の使用法「魔法式」として体系化したもの
- 魔法は事象に付属する情報体(エイドス)を改変するもの
- エイドスの改変によって物理法則にも逆らうことができる。
- 魔法を使用するには、魔法式を術者の精神領域にある「魔法演算領域」にて構築する。
- 現代魔法ではCADにプログラムされた「起動式」を魔法演算領域に送り込むことにより、魔法式を構築する。
上記のが魔法科高校の劣等生の魔法理論を『大まかに』まとめたものです。
実際に調べてみるともっと複雑で、正直きちんと説明しようと思ったら本一冊分の文章が必要です。
魔法はどの作品でもそれなりに法則や理論があるものですが、ここまで作り込まれたものはそうそうありません。だからこそリアルで、いつか本当に魔法が使えるようになるんじゃないかと思ってしまうほどです。
■チートすぎるお兄様
魔法科高校の劣等生は「主人公チート系アニメ」でもあります。一応作品タイトルにもあるように、主人公の「達也」は劣等生。
魔法理論は抜群の成績ですが、魔法を実際に使うことが苦手という設定です。しかし、戦闘になれば超1流、体術に優れ、「魔法を無効化する魔法」が得意なので敵の魔法はだいたい効かないし、基本的に苦戦らしい苦戦はありません。
「原作者の佐藤勤の「御都合主義は許せない」というこだわりから、運よく敵から逃げられたり、退けたりするような場面が無いため必然的に主人公が強くなったのかもしれません。
■妹萌えアニメでもある
このアニメは「さすおに」と呼ばれることもあります。それは達也の妹である深雪の口癖が「さすがお兄様です」だからです。
このアニメの「妹」は超ブラコンタイプで、「男性としてお兄ちゃんが好き」とういうレベルです。妹のキャラクター設定としては珍しいわけではありません。
しかし、深雪は外観は清楚な超絶美少女で、物腰と口調は誰に対しても丁寧な「大和撫子」タイプです。
兄のこととなると冷静ではいられないらしく、達也が女性と親しくしていたことに嫉妬して、達也自身を攻撃してしまうようなヤンデレな1面もあります。
そんなギャップが彼女の魅力なのでしょう。
▼この作品の主な話題
「主人公チート系」の走りとも呼べる作品なので、主人公達也の無双っぷりが話題となりました。ストーリーが進めば進むほど、反則級の能力が明かされていき、作品タイトルとのギャップがインパクトとなったようです。
▼みんなの口コミと評価の総括
タイトル詐欺で有名な作品。バトルアニメ。SAOに続く電撃エース。バトルには見所満載です。少し頭脳戦も入ります。お兄様がとてもかっこいいです。
https://www.anikore.jp/review/1733468/
主人公最強系アニメでこのアニメは最上位に入ると自分は思います。面白いですよ!逆に面白くない要素がない感じです。映画はあの金髪美少女が出て来ますがアニメでは出てきません。主人公が自分の力を隠して学園に行くアニメが好きな人は特にオススメです。作画も良いですしopも良いので非常に完成度が高いアニメだと思います。1期のopの歌手はLisaです
https://www.anikore.jp/review/1693029/
やはり、主人公のチートっぷりが注目を集めているようです。絶賛する声もあれば、かなりの酷評もありますので、結構見る人を選ぶアニメのようです。
▼おすすめ度数:
4.3
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2.魔法少女まどか☆マギカ
おすすめの傾向
作品のキーワード:美少女、魔法、切ない、ダークファンタジー
こんな作品が好きなら:「最終兵器彼女」、「ストライクウィッチーズ」
基本情報
話数:12話
原作者:オリジナリアニメ
どんなストーリー(お話し)なのか?
架空都市の見滝原市で生活する「鹿目まどか」はある日不思議な夢を見た。怪物と戦う一人の少女を目撃し、不思議な白い獣から「僕と契約して、魔法少女になってよ」と告げられる夢を見たすぐ後に、まどかの通う学校に夢で見た少女「暁ほむら」が転校してくる。まどかほむらから「魔法少女になってはならない」と警告されたが、友人の「美樹さやか」とともに魔女の結界に迷い込んでしまう。そこで出会った魔法少女「巴マミ」と夢で見た白い獣の「キュゥべえ」から。魔法少女とは願いを一つ叶える代わりに魔女と戦う義務を背負った存在であることを知る。
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■可愛らしいビジュアルですが……
可愛らしいタイトル、キャラクターたちもそれに違わず可愛らしい女の子たちです。しかし、この作品をあえてジャンル分けするなら「ダークファンタジー」でしょう。
正直内容のダークさはお子様にオススメできないほどです。まず魔女との戦闘に関して、魔女は「結界」と呼ばれる異空間に潜んでいて、魔法少女はそこで戦うのですが、その結界の中はエキセントリックで支離滅裂、不気味なモチーフが飛び交うまるで悪夢のような空間です。
魔女自身も人の形を成していないことが多く、シュールなのが逆に怖い例えるなら「殺人ピエロ」のような不気味さがあります。
子供からすれば結構ビジュアル面でもトラウマに残ってしまいそうですが、さらにこの作品は「人が死ぬアニメ」です。誰がとはネタバレになるので言いませんが、モブではなくきちんとしたキャラクターが死にます。
その描写も、かなりえげつないです。グロさはありませんが、子供には決して見せたく無い程度には直接的な描写です。
■アニメの様々な要素を詰め込んである
「魔法少女まどか☆マギカ」(まどマギ)の魅力は様々なアニメの要素を満たしていることだと思います。
ストーリーの世界観は先ほど述べた通りの「ダークファンタジー」、しかしビジュアルは「美少女もの」です。
魔法少女たちの戦闘シーンはそれぞれの個性にあった武器を用いて戦い、その描写は素直にかっこよく「能力バトル系」の要素もあります。さらに魔法少女同士が戦う「バトルロワイアル」な要素。
女の子たちの日常を描く「空気系」、時間を遡る「ループ系」など本来なら同居するはずのない要素が一つの作品に見事に溶け合っているのが「まどマギ」の素晴らしいところです。
■辛すぎる「魔法少女」の宿命
「魔法少女たちが戦う」、と聞くとどうしてもポップな絵面が浮かんできてしまいそうですが、まどマギの場合、彼女たちの戦いはポップさとは無縁です。
戦闘する相手が本当に怖い怪物なのもありますが、「戦いは命のやり取り」ということを容赦無く表現している点もあるかと思います。
本当に死んでしまうかもしれないという現実に直面した時の苦悩や恐怖心、それでも戦わざる得ない状況に立っている自分に対しての諦めなど、見てて心が痛くなるようなシーンが散見します。
「こんなことなら魔法少女になんてならなければよかったんじゃないか…」と視聴者に感じさせてしまうほど、容赦ない試練に立ち向かう魔法少女たち姿を描いています。
▼この作品の主な話題
オリジナルアニメということもあり、原作の漫画や小説は存在せず、そのため視聴者はみんなPVやキービジュアルからアニメに関する情報を得られませんでした。
そのため、その内容のダークさに皆等しく衝撃を受け、「思っていたのと全然違った」といういい意味での裏切りが話題となりました。
▼みんなの口コミと評価の総括
とりあえず、OPでだいぶ引き込まれました。(°▽°)
ClariSのコネクトは知ってたけど、アニメ映像つくとやっぱ違うなぁって感じ!!
魔法少女だから、プリキュアとかそういう感じかなと思ったら、僕が思ってたよりかなりストーリーがしっかりしてて、大満足( ‘ ‘ )♡
作画の可愛らしさとは裏腹なシリアスな展開もなかなか良かったです^ ^
https://www.anikore.jp/review/1736222/
放送当時に視聴し、先日BDを購入し再度視聴したが、やはり面白い。
このアニメは魔法少女という「希望」に隠れた苦痛や悲しみを主題としており、このギャップがより作品の面白さを際立たせる。
https://www.anikore.jp/review/1733963/
全体的にはかなりの高評価です。なんだかんだで放送からけっこう時間が経過していますが、最近見た人も多く、歴史に残る名作となりそうです。
▼おすすめ度数:
5.0
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3.ブラッククローバー
おすすめの傾向
作品のキーワード:魔法、ライバル、成長、冒険
こんな作品が好きなら:「RAVE」、「NARUTO」
基本情報
話数:放送中
原作者:田畠祐基
連載:週刊少年ジャンプ
どんなストーリー(お話し)なのか?
貧民の孤児として施設で暮らす「アスタ」と「ユノ」には夢があった。クローバー王国の平和を守る「魔法騎士団」に入り、そのトップである「魔法帝」となることを夢見た感情的で失敗ばかりのアスタと冷静で優等生なユノは、共に切磋琢磨し成長してきた。15歳となった二人は魔法を使うために必要な「魔道書(グリモワール)」を教会に受け取りに行くが、アスタだけが受け取れず魔法騎士団の夢はそこで終えたかに見えた。しかし、盗賊に襲われるユノを目撃したアスタは我を顧みず盗賊に立ち向かい、ついに魔法を無効化する力を宿した「五つ葉の魔道書」を手にする。
動画紹介
みどころ紹介
■アラサー世代のツボに直撃する王道ファンタジー
20代半ば〜30代半ばくらいの世代の青春時代を彩った、「RAVE」、「BLEACH」、「NARUTO」などを彷彿とさせる少年漫画系の王道ファンタジーです。
熱血型の主人公とクール系のライバルという組み合わせ、落ちこぼれの成り上がり、シリアスとコメディのバランスなどかっての少年漫画の王道スタイルがそのまま生かされています。
アラサー世代には、どこか懐かしさを感じさせるようなシーンが多々あり、あえて大人の男性にオススメしたいアニメです。
■オリジナリティ溢れる「魔法」
「火、風、土、水」の4代元素を基調としたスタンダードな「魔法」ではありますが、鉱物や植物などの派生属性も存在し、幅広く応用できるようです。
とりわけ、風の鷹や水の盾など元素を用途に合わせて変化させる「創成魔法」の描写は美しく、その形や生成の方式もオリジナリティを感じさせます。
そして主人公の魔法を無効化する「アンチ魔法」、大剣という主人公らしい武器に宿るその力は現時点では未だ謎が多く、これ以降もさらなる進化を遂げそうな予感がします。
■良キャラクターの宝庫
渋いワイルド系の魔法騎士団団長、ツンデレの同僚、超シスコンの先輩など主人公のアスタの周囲だけでも個性的で魅力的なキャラクターだらけです。
主人公が所属する魔法騎士団「黒の暴牛」のメンバーや、その他の騎士団、天真爛漫な魔法帝や正体不明の悪の組織、敵対国などなど刊行十数巻にして早くも壮大なスケールで展開し既にキャラの宝庫となっています。
今後もスピンオフや劇場版など様々な方向で展開も期待できそうです。
▼この作品の主な話題
現在進行形で放送中ですが、やはりその「王道ファンタジーっぷり」が評判です。スケールの大きさやキャラクターの豊富さでこれからも様々な話題が持ち上がりそうです。
▼みんなの口コミと評価の総括
テーマが魔法使いというのもあって最初は正直、マギやFAIRY TAILのパクリなのかなと少し馬鹿にしておりましたが…実際にアニメ化されると知ると急に興味を持ち始め、見事にはまってしまいました…。馬鹿にして申し訳ないな…と思いました。今では毎週次の話が待ちきれずに最新話を何度もリピートして見てしまいます!設定的にはマギやFAIRY TAILよりもNARUTOに近い作品です。
https://www.anikore.jp/review/1735252/
主人公絶叫回数多し。
気合の塊のように、ぐおーーーー!と叫ぶ煩い主人公の対象に幼馴染は静か。
ギャグーシーンは度々笑っていますけど、
ストーリー内容は子供向けか、
2話から主人公の謎部分が発揮されましたが
突然訳ありの子を醸し出してますね。
https://www.anikore.jp/review/1736110/
やはり、少年漫画好きには概ね好評なようです。ただ、主人公の声優の演技に違和感を感じる人が多く、それで観るのをやめてしまう人がいるのが少々残念です
▼おすすめ度数:
3.9
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4.魔法使いの嫁
おすすめの傾向
作品のキーワード:独特な世界感、切ない、壮大なファンタジー
こんな作品が好きなら:スタジオジブリ系(千と千尋、ハウルなど)
基本情報
2017年10月〜
話数:放送中
原作者:山崎コレ
連載:月間コミックブレイド
どんなストーリー(お話し)なのか?
とあるオークション会場、仮面をつけた不気味な人あるいは人外の存在達を前に鎖に繋がれた「出品物」である少女「チセ」。生まれつき人ならざるものが見える彼女は親族からも疎まれ、孤独となり自らを売りに出した。彼女を落札しようと金額を叫ぶ声が乱立する中、人外の魔法使い「エリアス」が立ちはだかりこう告げる、「500(金額)、決めた、僕の弟子にする」。エリアスに買われたチセは彼の家で生活することに、そこで自分に魔法使いの素質があること、そしてエリアスの弟子であり嫁として買われたことを知る。
動画紹介
みどころ紹介
■美しすぎる魔法世界
明確な時代設定はされていませんが、おそらくは現代でしょう。しかし、チセとエリアスの暮らすヨーロッパの人里離れた小さな家や近隣の町並みは不思議と異世界のような雰囲気を感じさせます。
そしてその世界の「魔法」とは「魔術」とは別物。科学のような方式を用いる魔術と違い、魔法は精霊の力を借りて行使するものです。その世界観はライトノベル系アニメに見られる攻撃的な雰囲気ではなく、ジブリ作品のような意味深で神秘的な雰囲気です。
美しくもあり、そして時に不気味でもある魔法と、ドラゴンや妖精や精霊といったファンタジー世界の王道であるながらオリジナリティあるデザインの生き物たちの姿はアニメーターの意気込みを感じさます。
■実は恋愛&ヒューマンストーリー
魔法の話ではありますが、能力バトル系の要素は少ないかと思います。
先ほど述べた通り、魔法の描写は壮大ですが攻撃的な要素はなく、魔法生物たちも凶暴なのはあまり出てきません。
このアニメのメインは、孤独な少女と人外の変わり者な魔法使いの心情の変化をメインとしているようです。
心を閉ざし感情の表現が苦手なチセが魔法を覚えたり、生き物たちとの触れ合いの中で徐々に人間性を取り戻しながら自分の師匠であるエリアスに思いを募らせる様子。
そんな彼女と過ごしていく中で、決して理解することのなかった人間の感情を理解し始め、その自分の中の変化に戸惑ったりしながらもチセに対する愛情を深めていくエリアス。
そんな二人の心情が、ファンタジーという世界観のなかでとても丁寧に描かれています。男性はもちろんむしろ女性のツボにはまりそうなアニメです。
■主人公の顔は怪物なのに、イケメン!
主人公の魔法使いエリアスは人外、大柄で黒マントを常にはおり、顔はヤギの頭蓋骨のようなまさしく「怪物」な出で立ちです。
しかし、その立ち振る舞いは例えるなら「英国紳士」さながらです。口調は穏やかで言い回しも丁寧、ミステリアスですが適度に茶目っ気もあり、鈍感で可愛らしい1面もあります。
中身は少女漫画の主人公でもおかしくないほどイケメンなエリアス。キャラクターの良さありますが、CVの竹内良太さんの演技によるところも大きいです。
▼この作品の主な話題
原作が「この漫画がすごい」で大賞をとるなど、アニメ化前からすでに旬な話題となっていました。そのため、アニメ化に対する期待も大きくかなりハードルが上げっていた模様です。
しかし、いざ放送されればdアニメの「今期(2017)見ているアニメランキング」で1位を獲得するなど、内容・ビジュアル共に高評価で大成功と言えるでしょう。
▼みんなの口コミと評価の総括
ケルト的とでもいうのだろうか、国教制定のはるか以前の悠久から数多の妖精の棲まう森と、微妙に融合したようなイギリスの田舎の風物が美しい。
最近のアニメらしく、日常的に数マイルも歩かなければならない田舎の割に車もオートバイも背景に登場しないが、英国モータースポーツの土台を支えた、田舎のガレージでオートバイをいじるバックヤードビルダーの旧車など描写されればもっとイギリス風で楽しかったのに、と、これはオッサンのただの好みの問題に過ぎないが。
https://www.anikore.jp/review/1740973/
正直人を選ぶお話ではあると思います。
しかし私は大好き。
この独特な雰囲気がたまらなく好き。アニメもこの雰囲気を壊さないで丁寧に作ってくださっており、とても嬉しいです。
ただ横文字が結構多いから、原作を読んでいない人には分かりにくい部分があるかな、と思いました。
https://www.anikore.jp/review/1738566/
作品全体の雰囲気や世界観に魅力を感じる人が多いようです。原作ファンからも、映像美に魅せられ高評価をつけてしまうようです。
▼おすすめ度数:
4.3
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5.とある魔術の禁書目録
おすすめの傾向
作品のキーワード:魔法、超能力、戦い
こんな作品が好きなら:「トリニティセブン」 「ストライク・ザ・ブラッド」
基本情報
2008年10月〜2009年3月(シーズン1)
2010年10月〜2011年4月(シーズン2)
話数:各24話
原作者:鎌池和馬
連載:電撃文庫
どんなストーリー(お話し)なのか?
近未来の日本、超能力が科学によって解明され、街全体が超能力の教育機関となった「学園都市」があった。そこに通う上条当麻はレベル0つまりは劣等生であったが右手で触れた超能力を無効化する特殊な力があった。そんな当麻の元に「禁書目録(インデックス)」と名乗る修道女の格好をした少女が現れる。10万3千冊の魔道書を記憶する彼女から「魔術」の存在を教えられた当麻は、最初は信じられずに突っぱねるも、インデックスを狙う炎を操る魔術師「ステイル・マグヌス」と交戦し、インデックスと魔術の世界の因縁が渦巻く戦いに巻き込まれて行く。
動画紹介
みどころ紹介
■超能力&魔術のコラボレーション
「超能力」と「魔術」、能力バトル系の王道2大要素が一つの作品の中でぶつかり合います。そしてきちんと超能力と魔術は「似て非なるもの」として描かれています。
化学の力で発展してきた超能力と、宗教的思想をベースに発展してきた魔術は歴史的な背景から、使用時の方式や画的な描写まで明確な違いを丁寧に表現しています。
キャラクターの戦闘スタイルも幅広く、刀を用いた直接的な戦闘スタイルや、炎や電気を操る中長距離タイプ、攻撃を跳ね返すタイプ、想像したことを現実化する能力など、あらゆる能力バトル系の定番スタイルが登場します。
■主人公がとにかく気の毒
レベル0の無能力者であり、魔術や超能力を無効化する正体不明な能力を持つ主人公の上条当麻。彼はとにかく不運です。
急に魔術師の因縁の戦いに巻き込まれたり、怪しげな組織に潜入させられる羽目になったりと、スケールの大きな不運。
道端に落ちていた空き缶を踏まないように避けようとしたら、風でかんが転がりピンポイントで避けようとした足元に転がり結果転んでしまうといったような、小さな不運まで日常的に呼び寄せます。
それもそのはず、彼の異能を打ち消す力を持つ右手は、「幸運」まで打ち消してしまうというなんとも救いのなおまけがついています。
いろんな美少女に囲まれたライトノベル的な主人公でありながら、それでもどこか気の毒に思えて羨ましさを感じさせない愛すべき主人公と言えます。
■スピンオフが充実
本記事で紹介している「とある魔術の禁書目録」だけでも全24話×2シーズンあり、それだけでもかなりボリュームがあります。
さらに、スピンオフ作品である「とある化学の超電磁砲」も2シーズンあり、評判も相当良く。劇場版「とある魔術の禁書目録ーエンデュミオンの奇蹟ー」もありスピンオフも充実してます。
「とあるシリーズ」はハマったら相当長く楽しめるアニメでもあります。
▼この作品の主な話題
原作の累計発行部数は1520万部以上の名作。
アニメはおよそ10年前(※2018年現在)に放送されていました。今でこそ定番化したラノベ系アニメですが、まだそこまで浸透していなかった当時はラノベ特有のキャラクター達の強い個性が新鮮で話題になりました。
そして、第3期の放送が最近決定したので、再度注目を集めているアニメでもあります。
とある魔術の禁書目録 III PV
▼みんなの口コミと評価の総括
もしストーリーとか本当に知らなくてこの、とあるシリーズをみよう!って思ったならば、とある科学の超電磁砲→とある科学の超電磁砲S→とある魔術の禁書目録→とある魔術の禁書目録Ⅱ の順番で見ると倍楽しめるかなとおもいます!
番外編で映画もありますし、来年には禁書目録3期も始まりますので是非!とても面白い、完成度の高いアニメだとおもいます!
https://www.anikore.jp/review/1735922/
最弱のLV0だが、右手に不思議な力を持った主人公のお話。超能力バトルアニメ。まず世界観が独特ですので嫌いな人もいるかもしれませんが、僕は結構好きでした。キャラも色々な超能力があって個性的です。
https://www.anikore.jp/review/1732830/
能力バトル系のファンには根強く愛されているようで、スピンオフも込みで評価する人が多いような印象です。第3期に対する期待の声も多かったです。
▼おすすめ度数:
4.8
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まとめ
いかがでしょうか。
やはりファンタジー系(魔法・能力系)ということもあり、どの作品も独特な世界観やストーリー性のあるアニメ作品かと思います。
個性が強いので人によっては好き嫌いもハッキリ分かれると思いますが、面白いファンタジー系のアニメ探しの参考になれば幸いです。
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