第10位 ロッド・レイス
ロッド・レイス巨人 / 超超大型巨人
ロッド・レイスは、エルディア人の真の王家であるレイス家の当主だった人物です。
レイス家とはいっても「始祖の巨人」の継承者ではなかったため、彼自身はほとんど戦闘力を持たない中年男性に過ぎません。
しかし巨人化の薬を経口摂取したことで「無垢の巨人」と化し、詳しい原因は不明ですが作中で最大の巨人と化してしまいました。
ロッド・レイス巨人は、体長120メートル・体高40メートルという正に規格外のサイズとなっています。
分類上は「無垢の巨人」なので知性すら持ちませんが、九つの巨人でも最大の「超大型巨人」をも上回る体格は脅威と言わざるを得ません。
今回のランキングは基本的に九つの巨人から選定しましたが、ロッド・レイス巨人だけはあらゆる意味で例外の存在なので10位にランク付けさせて頂きました。
第9位 ポルコ・ガリア―ド
顎の巨人
ポルコ・ガリア―ドは、マーレの戦士の一人で「顎の巨人」の継承者です。
同じく「顎の巨人」の継承者だったマルセル・ガリア―ドとは兄弟関係にあり、マルセル→ユミル→ポルコの順に能力が継承されていきました。
本来なら「鎧の巨人」の継承者に選ばれていたかもしれない逸材なので、ポテンシャルだけでいえばライナーをも上回る人物であるといえます。
小回りを利かせて立ち回る戦闘スタイルはユミルと良く似ていますが、描写を見る限り攻撃力ではユミルの「顎の巨人」よりも優れているように感じます。
エレン巨人では傷ひとつ付けられなかった「戦鎚の巨人」の結晶体をいとも簡単に破壊するなど、ポルコの攻撃力は九つの巨人の中でも随一です。
第8位 ライナー・ブラウン
鎧の巨人
ライナー・ブラウンは、「鎧の巨人」の力で壁中人類を攻撃していた実行犯です。
エレンやミカサにとっては故郷の仇ともいえる人物ですが、ライナー自身もまた故郷を守るためにマーレの戦士として厳しい人生を歩んでいます。
壮絶な人生を歩んでいるせいで精神面に脆さが見られる点は、ライナーの弱点だといえるかもしれません。
しかし「鎧の巨人」の力は、精神面の脆さを補って余りあるほどに強力です。
巨人の弱点であるうなじは硬い殻に覆われているため生半可な攻撃を通さず、またウォール・マリアの壁門をタックル一発で破壊してしまうほどのパワーを備えています。
防御力では最強の巨人なので、「鎧の巨人」の力を使うライナーを倒せるキャラクターは作中にも数えるほどしか存在しません。
第7位 ウーリ・レイス
始祖の巨人
ウーリ・レイスは、エルディア人の真の王家であるレイス家で「始祖の巨人」を継承した人物です。
エレンから見て3代前の「始祖の巨人」ですね。しかも王家の血を持たないエレンとは違い、ウーリは正当な継承者として「始祖の巨人」の力を100%引き出すことができました。
その戦闘力は、なんと全盛期のケニー・アッカーマンを一方的に倒してしまえるほどでした。
「始祖の巨人」の本当の力を使えるという点では、ウーリは間違いなく最強の巨人の一人だったと言えると思います。
しかし王家の血を引いているゆえの弱点として「不戦の契り」があり、彼は最強の力を持っていながら必要以上に巨人の力を行使することができませんでした。
ケニーのように敵が襲い掛かってでもこない限り、巨人化することはなかったわけですね。そのため、今回のランキングでは第7位止まりとさせていただきました。
第6位 ヴィリー・タイバーの妹
戦鎚の巨人
ヴィリー・タイバーの妹は、代々「戦鎚の巨人」を受け継いできたタイバー家の女性です。
突然のエレン巨人襲撃によって死亡してしまいましたが、その戦闘力は間違いなく九つの巨人持ちの中でも最強クラスでした。
エレンが彼女を倒せたのは、正直「運が良かっただけ」なんじゃないかと思えるほどです。
まず「戦鎚の巨人」は、本来なら前情報もなしに勝てるような相手ではありません。
ほぼ全ての巨人に当てはまる「うなじが弱点」という前提を無視しており、地中に隠れている変身者を見つけない限りは倒すことができないからです。
運よく変身者を見つけることができたとしても、その体は通常の巨人では傷一つ付けられないほど頑丈な結晶体に覆われているため、「顎の巨人」レベルの攻撃力が無ければ倒せません。
持続力がないということくらいしか弱点が見当たらない、チート級の巨人なのです。
第5位 アニ・レオンハート
女型の巨人
アニ・レオンハートが持っていたのは、「女型の巨人」の力です。
「女型の巨人」は九つの巨人の能力をいいとこ取りしたような巨人で、硬質化・結晶体・持続力など様々な点で優れています。
飛びぬけた能力はありませんが、高いレベルでバランスの取れたステータスが魅力の巨人です。
変身者であるアニの素の戦闘能力が高かったことも、「女型の巨人」の強さを大きく底上げしていました。
アニは巨人化した状態で格闘技を使うことができたため、自身より体格の大きな「進撃の巨人」に対しても有利に戦闘を進めることができました。
さらに「戦鎚の巨人」のような結晶体を形成して防御することができるため、一度敗北しても長期スパンで逆転の目を探ることが可能です。
第4位 アルミン・アルレルト
超大型巨人
アルミン・アルレルトは、現在「超大型巨人」の力を継承しています。
もともと「超大型巨人」はベルトルトが持っていましたが、トロスト区の奪還作戦にてその能力を奪うことに成功しています。
変身するだけで辺り一帯を吹き飛ばす「超大型巨人」は、いわば生きた爆弾のような驚異的な巨人です。
圧倒的な体格を持つ「超大型巨人」は、他の九つの巨人と1対1で戦ってもまず負けることがありません。
弱点は消耗戦に弱いことくらいなので、変身者を出し抜く作戦でもない限りは「超大型巨人」を倒すことは非常に困難であるといえます。
現「超大型巨人」であるアルミンは、やりようによっては単独で一国を滅ぼしかねないほどの戦力となっているのです。
第3位 ベルトルト・フーバー
超大型巨人
ベルトルト・フーバーは、アルミンから見て先代の「超大型巨人」です。
戦闘面では、変身の衝撃だけで調査兵団の生き残りをほぼ全滅させ、「進撃の巨人」を壁上まで蹴り上げて気絶させた実績があります。
今までの行動を見ただけでも、彼の巨人がどれほど強かったのかが一目瞭然ですね。
同じ「超大型巨人」であるアルミンと比べてみても、戦闘力ではベルトルトのほうが優れていた印象があります。
頭脳労働に特化したアルミンとは違い、ベルトルトは巨人化しなくてもミカサと斬り結べるほどの強さをもっていました。
巨人の強さは変身前の戦闘能力にも引っ張られる傾向があるため、ベルトルトの「超大型巨人」のほうがアルミンより強かった可能性は高いでしょう。
第2位 エレン・イェーガー
進撃の巨人・始祖の巨人・戦鎚の巨人
エレン・イェーガーは、現在「進撃の巨人」「始祖の巨人」「戦鎚の巨人」の三種を継承しています。
一人現れるだけで戦争の形勢をひっくり返すほどの戦力となる九つの巨人を、たった一人で三種類も継承してしまったのは今のところエレンただ一人です。
「進撃の巨人」の力はいまだ未知数、「始祖の巨人」の力は上手く引き出せていない…という点を踏まえても、「戦鎚の巨人」を持っているアドバンテージがあまりにも大きいですね。
実際「鎧の巨人」と「顎の巨人」の2体を一人で返り討ちにするなど、三種持ちになってからのエレンの戦闘力の向上には目を見張るものがあります。
もともと調査兵団の兵士だけあって素の戦闘能力も高いですし、何より巨人化する機会が多いおかげで巨人の力を上手く制御できているということが高評価ですね。
第1位 ジーク・イェーガー
獣の巨人・始祖の巨人?
ジーク・イェーガーは、エレンの兄にして「獣の巨人」の継承者です。
王家の血が流れているため巨人の力を高い精度で使うことができ、本来「獣の巨人」には備わっていない巨人のコントロール能力などを使うことができます。
また「獣の巨人」の長い手足を活かした投擲攻撃により、調査兵団の熟練兵士たちをいとも簡単に葬ってきました。
そしてジークは、原作120話にて「始祖の力」を手に入れたことが明かされています。
それも今までの継承者のように「初代王の思想」に染まることなく、完全な状態で始祖の力を手に入れることに成功しました。
ジークは始祖ユミルをも服従させており、今や全ての巨人を意のままに操れる存在と化しているというのです。これが本当なら、全ての巨人化能力者にジークを倒す術はありません。
まとめ
今回は、【進撃の巨人】巨人で最強ランキング!一番強い巨人は誰!?をお届けしました!
このランキングは原作120話までのデータを元に作成したため、ランキング1位はぶっちぎりでジークという結果になってしまいました。
「戦鎚の巨人」を手に入れた時点で当分はエレン最強状態が続くのかと思っていたのですが…ここへきてまさかの大どんでん返しですね…!
それどころか、当のエレンはガビに狙撃されて死にかけという衝撃の展開となっている現在。
原作では他にも、ポルコの死亡やファルコの「顎の巨人」継承など、巨人の強さランキングにも大きく影響を与えそうな出来事が次々に発生している状況です。
どうやら今後の展開に注視しつつ、こちらのランキングも随時更新していかなければならなさそうですね…!
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しね