- NARUTOの最終回はどんな終わり方だった?
- NARUTOの黒幕は誰だったのか
- 結局NARUTOって何を伝えたい物語だったの?
- 「BORUTO-ボルト-」は「NARUTO-ナルト-」の続編?
- 「NARUTO-ナルト-」キャラクターの現在
本記事では、主にこのことについてまとめています。
1999年の連載スタートから、実に15年に渡って週刊少年ジャンプの看板作品であり続けた「NARUTO-ナルト-」。
原作の連載は2014年に大団円を迎えましたが、今でも不動の名作として世界中で親しまれていますね。
この記事では、最終回から5年以上が経過した今、改めてNARUTOの最終回についてまとめ直していきます。
けっこう年月が経ってしまったので、「そういえばどんな終わり方だったっけ?」と記憶が曖昧になってしまった方もいるのでは?
今回はNARUTO最終回のおおまかなあらすじをご紹介しつつ、NARUTOという作品が伝えたかったものの考察などをしていこうと思います。
ネタバレを含みますので、まだ最終回未読という方がいらっしゃいましたらご注意くださいませ!
NARUTOの最終回はどんな終わり方だった?
考察に入る前に、NARUTOの最終回と、最終回に至るまでの流れをおさらいしておきましょう。
NARUTOのクライマックスの流れが曖昧になっているという方は、ちょっと長いですがひとまずチェックしておいてください。
最終回直前までの流れ
月の眼計画の成就を目指して動き始めた暁。
それを阻止すべく、これまでいがみ合ってきた忍五大国は「忍連合軍」として手を組んだ。
これにより「第四次忍界大戦」が開戦し、木ノ葉を始めとした各国の忍たちは命懸けの戦いに身を投じることになる。
暁側は忍連合軍に対抗すべく、穢土転生によって歴代の強力な忍たちを復活させる。
さらに無数の白ゼツが戦場に放たれたことで忍連合軍は混乱、戦況は一気に不利に傾いてしまう。
これを打破すべくナルトの影分身が各地へ散らばり、他人の姿に化けている白ゼツの悪意を感知して次々に破壊。
穢土転生によって復活したイタチが「別天神」によって自力で呪縛から解放され、穢土転生を行っていたカブトを撃破することで危機を脱する。
しかしカブトは敗北の直前、切り札として残していたうちはマダラを穢土転生させてしまう。
伝説級の忍であるマダラの力はやはり圧倒的で、腕利きの忍たちですらまったく歯が立たない。
そこで忍連合軍側は最大の戦力である五影をマダラの元へ転送、もう一人の強敵である仮面の男の相手はナルトが務めることになる。
ナルトはビーと共に仮面の男を止めようとするが、その前に立ちはだかる過去の人柱力たちが強すぎてなかなか突破できない。
その戦いの中でナルトは四尾の尾獣である孫悟空との対話を成功させ、彼から九尾の本名が九喇嘛であることを教えてもらう。
それをキッカケに「尾獣と仲良くなること」を本気で意識し始めたナルトに感化され、九尾はとうとうナルトに力を貸すことを決める。
ナルトは九尾の力を完全にコントロールできるようになり、穢土転生した人柱力たちから尾獣を引き剥がすことに成功するのだった。
うちはオビトが登場する
ナルト・ビー・カカシ・ガイの4人は共闘して仮面の男を追い詰め、ついにその仮面を破壊することに成功。
うちはマダラの名を名乗り、暁の黒幕として暗躍してきた彼の正体は、かつて死んだはずのカカシの盟友・うちはオビトであった。
一方、五影を戦闘不能にしたマダラはオビトの元へ移動し、不完全な状態ながらも十尾を復活させて決着をつけようと試みる。
生き残った忍連合軍の猛者たちは結集して十尾に挑むがその力は凄まじく、忍連合軍の本部はたった一発の尾獣玉で消滅させられる。
また、十尾の攻撃からナルトとヒナタを庇ったネジが重傷を負い、二人の目の前で命を落としてしまう。
初代~4代目までの火影を穢土転生
その頃サスケは、みたらしアンコの呪印を利用して大蛇丸を復活させようとしていた。
サスケは「過去の火影たちから真実を聞き出す」ことを目的に火影の穢土転生を要求し、大蛇丸はそれを承諾。
カブトが復活させて操っていた時とは違い、自我を持った状態で初代~4代目までの火影を穢土転生させたのだった。
歴代の火影から過去の出来事を聞き取ったサスケは、イタチの想いを受け継いで木ノ葉を守ることを決意。
穢土転生した火影たちを引き連れて、忍連合軍と十尾の戦闘が続く戦場へと赴く。木ノ葉の忍たちは突然帰ってきたサスケに戸惑いつつも、ナルトの判断で彼を受け入れることに決めた。
その頃マダラは、カカシとの戦闘で満身創痍となっていたオビトを見限り、自身が完全復活を果たすための輪廻天生の器に彼の体を使おうと試みる。
しかしオビトが術に逆らったことで力を奪われ、逆にオビト自身が十尾の人柱力と化してしまう。しかしナルトやサスケとの交戦で尾獣のチャクラを引き抜かれ、あえなく戦闘不能となる。
その後マダラは黒ゼツを使って再び輪廻天生の術を試み、今度こそ十尾の人柱力となって蘇ることに成功してしまう。
最後の黒幕である大筒木カグヤが復活
オビトは陰の九喇嘛のチャクラをナルトに渡し、ナルトは精神世界で大筒木ハゴロモに会う。
ナルトはハゴロモから六道の陽のチャクラと六道仙術を受け取り、またサスケは六道の陰のチャクラを受け取って両者は大幅にパワーアップ。
再びマダラの前に立ちはだかるが、それでも圧倒的なマダラを下すことは出来ずに退けられてしまう。
マダラはカカシから写輪眼を奪い、またオビトから輪廻眼を取り返すことで無限月読を発動。
目的は達されたかに思われたが、発動の直後に黒ゼツがマダラの胸を貫く。実は黒ゼツは大筒木カグヤの復活を目論んでいたことが明かされる。
マダラは大筒木カグヤの触媒にされ、唯一術を逃れていた元第七班は大筒木カグヤとの交戦を余儀なくされる。
オビトの協力の下、第七班の三人は苦戦の末にカグヤと黒ゼツを月に封印することに成功。
マダラはそのまま力尽き、穢土転生していた歴代火影たちも再び浄土へ戻っていく。
ナルトとサスケ最後の戦いへ
暁・カブト・穢土転生の忍・マダラ・黒ゼツ・大筒木カグヤ…全ての敵が倒れ、ようやく戦いに終止符が打たれたかに思われたその時。
最後にナルトの前に立ちはだかったのは、「忍界の革命」を宣言するサスケだった。
ナルトとサスケは、かつて二人が戦った終末の谷で決着をつけることになる。
この数年で蓄積した想いを激しくぶつけ合い、互いに片腕を失う重傷を負いながらもなんとか和解するのだった。
こうして無限月読は解かれ、多くの犠牲者を出した第四次忍界大戦は幕を閉じる。
最終回のあらすじ
第四次忍界大戦の終結から数年後、平和になった木ノ葉の里には忍者アカデミーの教師になったシノの姿があった。
そして彼が担任を務める教室には、どこか見覚えのある顔立ちをした子供たちが…
ナルトそっくりの顔立ちをした少年は「ボルト」と呼ばれている。
「今日はすんげーイタズラ教えてやるってばさ!」と息巻く彼に、同級生の子供たちは呆れたような目線を送っていた。
大人になったヒナタは、娘を連れてネジの墓前にヒマワリの花を供えている。
「おじさん喜んでくれるかな?」と言う娘に、「もちろん、ヒマワリと同じ名前の花だもの」と優しく答えるヒナタ。
リーはというと、相変わらずの熱血で我が子を鍛え上げていた。
テンテンは忍具の店を経営しているようだが、平和になったせいで商品が売れないとぼやいている。
シカマルそっくりの子の名前はシカダイといい、どうやらテマリとシカマルの子供である様子。
仕事で木ノ葉を訪れていた我愛羅とカンクロウは「おじちゃん」と呼ばれており、良好な関係を気づいているようだ。
キバは縁側に座り、女性の前で「七代目火影の座は自ら降りた」と嘯いて恰好をつけている。
先代の猪鹿蝶メンバーは子供たちにコンビネーションを教えるため集まっていたが、当の子供たちがバックレられてしまっている。
「わざわざコンビネーションなんて教えなくてもいい」というカルイに、「口を出すな」と軽くキレるいの。
こんな言い合いができるのも、平和になった証なのかもしれない。
紅の息子の忍になっており、その日はガイやカカシの護衛任務を仰せつかっていた。
カカシは六代目の火影だったがすでに任を降りており、昔の懐かしい場所を巡ろうと考えているようだ。
八門遁甲の後遺症で車椅子生活になったガイを誘い、老後を満喫しようとしていることが伺える。
第四次忍界大戦時の五影たちも老いてはいるが健在で、「旧五影会談」と称して時々集まっている様子。
しかしそれは会談とは名ばかりの飲み会らしく、互いに最近のグチを言い合うだけの会だと笑っている。
ビーは「たまにはナルトの所へ遊びに行くか」と言うが、「今はあいつも忙しい身だ」と八尾に諫められてしまう。
なぜならナルトは今、七代目火影として忙しい毎日を送っていたのだ。
書類の山の相手をするナルトの元に、「大変です!」と報告が入る。
しかしナルトは動じることもなく、「ハァ、どーせまたボルトが何かしでかしたな?」と返す。
その予想は的中しており、なんとボルトが歴代火影の顔岩にペンキで落書きをして騒ぎを起こしていたのだ。
ボルトは「そろそろ父ちゃんも来るはず」と予想して反撃の用意をするが、子供の忍術でナルトに敵うはずもない。
一瞬にして捕まったボルトはナルトにゲンコツされ、落書きを綺麗に掃除するよう言いつけられる。
下で見ていた群衆は呆れた様子だが、イルカだけは「いつも忙しい父親に、イタズラをしてでも構ってもらいたかったんだよ」とボルトの真意を見抜いていた。
そんな我が子の気持ちを見抜いたのか、ナルトもまたボルトに「少しは耐え忍ぶことを覚えねーとな、お前も忍者ならよ」と優しく諭すのだった。
一連の騒ぎを一歩引いてみていた赤メガネの少女はサラダという名らしい。
サクラの娘である彼女は、ボルトの行動を小馬鹿にしつつも「私と同じとこもあんだよね」と語る。
ボルトとサラダの共通点、それは「パパだけに関してはちょーしゃーんなろーだよ」ということだった。
我が子がそんな陰口を叩いていることを知ってか知らずか、どこか遠くの森を一人歩いているサスケは振り返る。
場所は戻って、木ノ葉の会議室。
各地から集まった現在の五影、我愛羅・黒ツチ・長十郎・ダルイがテーブルについていた。
そこへ遅刻してやってきたのは、火影の衣装を身にまとったナルトである。
「よっしゃ!ではこれより五影会談を始めるってばよ!」というナルトの一言で会議が始まる。
そんなナルトの体内には、平和そうにぐーすかといびきを立てる九喇嘛の姿があった。
NARUTOの黒幕は誰だったのか
出来るだけコンパクトに要点だけ述べたつもりですが、さすがにあらすじだけでもかなり長くなりますね…!
第四次忍界大戦がはじまるのは原作55巻のあたりなので、最終回の流れだけでも20巻近くのあらすじを把握しなければならないことになります。
上記のあらすじは簡潔にまとめるために省略した要素がいろいろあるので、詳しく知りたい方はコミックスのほうを再チェックしてみてくださいね。
さて、前提を終えたところで、ここからはNARUTOの最終回にまつわる考察をしていきたいと思います。
こんがらがっている方も多いかな?と思ったのは「NARUTOの黒幕」についてですね。
NARUTOは、特に終盤あたりになると「黒幕の黒幕」みたいな描写が多くなってきました。
裏切りが相次いだかと思えば、敵が味方になったり…とハイスピードで物語が展開したため、混乱した読者も少なくなかったはず。
そこでまず、この項ではNARUTOの黒幕についての解説からしていこうと思います。
黒幕①うちはオビト
最も長く黒幕として暗躍していたのは、うちはオビトですね。
初期から暁のメンバー「仮面の男(トビ)」として活動し、数多くの忍を戦いに巻き込んでいました。
暁という組織を作ったのは長門・弥彦・小南の3人ですが、彼らが暁を設立するよう仕向けたのもオビトです。
また、暁を当初の目的から外れた犯罪者集団に作り変えていったのも彼の仕業でした。
このように黒幕の一人には違いないオビトですが、実はマダラに利用されていたことが明らかになっています。
最終的にはナルトの味方になってくれていますし、黒幕ではあっても一番の悪だったとは言い難い人物ですね。
黒幕②うちはマダラ
木ノ葉隠れの里の創始者の一人であり、伝説級の忍であったうちはマダラ。
歴史上では柱間との戦いに敗れて死んだとされていた人物ですが、イザナギや外道魔像を利用して何とか生き永らえていました。
そしてオビトに「月の眼計画」を話し、彼に計画の実行を任せることで一旦は死を迎えます。
そしてオビトが計画を進め、忍界大戦で穢土転生→輪廻天生を経て全盛期の力を取り戻したマダラ。
その後十尾の力を得て無限月読まで成功させているので、黒幕と呼ぶには充分な功罪だといえるでしょう。
オビトを利用していたという点では黒幕ですが、実は彼もまた大筒木カグヤ復活のためのコマでしかありませんでした。
黒幕③黒ゼツ
NARUTOの黒幕と目されていた人物は何人もいましたが、多くの読者の意表をついたのが黒ゼツの存在でした。
忍界大戦においては白ゼツと大差ない、いわば”雑魚キャラ”の様相を呈していた黒ゼツがマダラを刺したシーンには驚かされましたね。
そもそも白ゼツは、かつて無限月読に取り込まれた人々の成れの果てです。
じゃあ黒ゼツは何なのかというと、白ゼツに「マダラの意思」を組み込んだものだとされていましたが…
実際には黒ゼツはカグヤに作られたものであり、また「カグヤの子供」を自称するものでした。
マダラは自らの意思で無限月読を出そうとしているつもりでしたが、それすらも黒ゼツに誘導された結果だったわけです。
黒ゼツに関しては今なお謎が多いのですが、彼の真の目的がカグヤの完全復活であったことは間違いありません。
黒幕④大筒木カグヤ
黒幕の黒幕の黒幕の…と続いてきましたが、少なくともNARUTO本編での黒幕はこれで最後。
これまでの全ての争いの大本となっていたのが大筒木カグヤ。すなわち六道仙人の母にして、全てのチャクラの生みの親でした。
カグヤはあまりにも大きな力を持っていたため欲に溺れ、実子であるハゴロモとハムラに封印されていました。
しかし封印される直前に自らの意思の象徴である黒ゼツを生み出し、何百年もかけて復活の布石を打ち続けていたわけです。
つまり黒ゼツは「実行犯」としての黒幕であり、それを支持していた最大の黒幕がカグヤということですね。
暁という組織が結成されたのも、忍界大戦がはじまったのも、全ては彼女の復活のために仕組まれたことだったのです。
結局NARUTOって何を伝えたい物語だったの?
原作者の岸本先生は、この物語の主人公のナルトに自分自身の姿を投影していたとインタビューで答えています。
自己投影しすぎて、人気投票をするとカカシにばかり票が集まることにジェラシーを感じることもあったほどなんだとか。
つまりこの作品において、ナルトの行動こそが岸本先生の伝えたいコトそのものだったと言えるでしょう。
岸本先生は「人は生まれ持った環境、才能で差別されるけど、人は変われるんだということを示したい」と語ったこともあります。
まさにナルトの境遇そのものですね。昔は周りの人々から酷い扱いを受けていたにも関わらず、めげずに努力したことで誰もが認める大人物になる…
これは物語中におけるナルトの成功ストーリーであり、また岸本先生自身の漫画家としての人生をも表しているといえます。
個人的にこの作品が伝えたかったものは「努力しろ」とか「仲間を大切に」といったことではないような気がします。
ナルトの生き様を見てわかるのは「あきらめない」ことの大切さなのではないでしょうか。
どんなに小さな一歩でも、あきらめずに進み続ければどこかへ辿り着くはず。
落ちこぼれ忍者とされながらもあきらめずに修行したナルトが火影になったように、私たちにも見習うべき点があるように思います。
ナルトの口癖でもあった「まっすぐ自分の言葉は曲げねェ」の真髄は、そういうところにあったのではないでしょうか。
「BORUTO-ボルト-」は「NARUTO-ナルト-」の続編?
結果から述べてしまいますが、「BORUTO-ボルト-」は「NARUTO-ナルト-」の続編と考えて問題ありません。
「BORUTO-ボルト-」はナルトの長男であるボルトを主人公とした物語で、第四次忍界大戦の終結から数年後の未来が描かれています。
ただし岸本先生は「監修」という立場でしか関わっていないため、厳密に言えば続編ではなくスピンオフということになりますね。
とはいえパラレルワールド扱いではなくNARUTOから地続きになっているストーリーですし、ちゃんと岸本先生のチェックも受けているので続編と考えても問題ないという感じです。
漫画版の作画はNARUTOで長くアシスタントを務めていた池本幹雄先生が、また脚本は小太刀右京先生が務めています。
描いている人が違うので、漫画で見ると少し違和感がありますが…
アニメ版のほうは全くと言って良いほど作画のズレが無いので、何も知らずに見ると完全な続きモノにしか見えないかもしれませんね。
「BORUTO-ボルト-」と「NARUTO-ナルト-」の共通点
「BORUTO-ボルト-」と「NARUTO-ナルト-」は同じ世界観で繰り広げられる物語ですので、共通点は多いです。
登場するのもNARUTO時代からお馴染みのキャラクターばかりですしね。ナルトはもちろんのこと、過去の敵や味方の未来の姿を拝むことが出来ます。
ボルト視点だと、ナルトがかつて関わった事件の数々は「過去の出来事」になっているのが面白いところ。
NARUTO時代からの読者なら「懐かしい~!」と唸ってしまうようなキャラクターも、ボルト目線では「知らない人」になってしまうのも新鮮ですね。
主人公のボルトが知らないことを、私たち読者が「知っている」立場でいられるというのも、人気作の続編ならではの楽しみ方なんじゃないでしょうか。
また、ナルトが過去に行ったことが現在のボルトに影響するというようなことも多いです。
随所に共通点を残しつつも、NARUTO世代ではない今の子供たちには「新作」として楽しめるような造りになっています。
「NARUTO-ナルト-」のキャラクターの現在
キャラクターたちの現在はNARUTOの最終回でざっと解説されてはいましたが、最終回の登場コマが少なかったキャラもけっこういましたね。
続編のBORUTOではそのあたりもちゃんと補完されていますので、ここではNARUTO時代の各キャラクターたちの今の様子を簡単に解説しておきたいと思います。
全キャラ分やるととんでもない長さになってしまうので、今回は木ノ葉隠れの里の皆さんをピックアップです。
うずまきナルト
七代目火影として忙しい毎日を送っている。
忙しさにかまけて家族サービスを疎かにしがちなので、息子のボルトとケンカになることも…
うちはサスケ
大筒木カグヤの痕跡を追って里の外で単独調査を続けているが、ときどき木ノ葉に帰って家族に会うことも。
ボルトの師匠ポジションに収まっており、彼に忍術を教えることも多い。
春野サクラ
サスケと結婚して「うちはサスケ」と名を改めている。
一年のほとんどを里の外で過ごす旦那にやきもきしつつ、娘のサラダと仲良く暮らしている模様。
はたけカカシ
六代目火影を務めたあと、ナルトに火影の座を譲って隠居している。
外見や実力はあまり変わっておらず、まだ里の長として未熟な部分のあるナルトを陰ながら支えることも多い。
サイ
木ノ葉の警務部で働いている。
いのと結婚して「山中サイ」に名を改め、息子のいのじんに術を教えている。
奈良シカマル
テマリと結婚して、彼女との間に息子のシカダイを授かっている。
職場では火影の補佐役として腕を振るい、木ノ葉の実質的なNo2に収まっている。
山中いの
サイと結婚し、幸せに暮らしている模様。
他の面々よりも「猪鹿蝶」の伝統を守ることに執心しており、なかなか理解してくれない周囲に苛立つことも。
秋道チョウジ
雲隠れのカルイと結婚し、一人娘のチョウチョウを授かっている。
相変わらず太っているが、任務後は蝶チョウジモードの使用で一時的に痩せてイケメンになることがある。
日向ヒナタ
ナルトと結婚し、ボルトとヒマワリの母親になっている。
母親になったことで昔ほど気弱な性格ではなくなったらしく、ナルトやボルトが家の中で騒いだときはビシッと諫めることも。
犬塚キバ
老犬となった赤丸と一緒に暮らしており、未だ独身。
ボルトやヒマワリに優しく接することもあり、「いいおじちゃん」的ポジションに収まってる。
油女シノ
忍者アカデミーの教師になっており、ボルトたちの担任も務めた。
物静かな性格は相変わらずだが昔のような底知れ無さはなく、生徒たちに小馬鹿にされてしまうことも珍しくない。
ロック・リー
結婚しており、息子のメタル・リーを厳しく熱血に育て上げている。
ただし誰と結婚したのかは今のところ明かされていない。
テンテン
忍界大戦で伝説の宝具を扱ったことをキッカケに、忍具の開発に携わるようになる。
それが高じて「忍具転転転」を経営するようになるが、昔より平和な社会ゆえにあまり儲かっていない。
綱手
火影の座をカカシに譲った後は隠居している。
百毫の術のおかげで見た目は全く変わっておらず、戦闘力もなお高いまま。
大蛇丸
木ノ葉隠れと協力関係を結び、監視されつつ表面上は大人しく暮らしている。
以前よりは性格が丸くなっているが不老不死の研究は続けており、また裏でこそこそと悪だくみは続けている様子。
マイト・ガイ
VSマダラ戦で八門遁甲をした傷は癒えず、今でも車椅子で生活している。
昔のようにカカシをライバル視することはなくなり、今ではすっかり良い友人に落ち着いている。
うみのイルカ
忍者アカデミーの校長として、子供たちの成長を見守っている。
ナルトの親代わりでもあった彼は、今やボルトの祖父のような立ち位置に。
猿飛木ノ葉丸
上忍に昇進しており、忍者アカデミーの教師も務めている。
スリーマンセルでは、ボルト・サラダ・ミツキの3人を預かっている。
シズネ
シカマルと共に火影の補佐役を務めている。
綱手の時代から補佐役をしていたため、経験も豊富で頼れる人物になっている。
日向ヒアシ
ヒナタとも完全に和解し、昔ほど威圧的な人物ではなくなっている。
すっかりジジバカになっており、ボルトとヒナタの前では良いおじいちゃんでしかない。
日向ハナビ
上忍に昇進しており、ヒナタとも仲の良い姉妹になっている。
父親のヒアシ同様にすっかり叔母バカになっており、ボルトとヒマワリを甘やかす癖がある。
ヤマト
忍界大戦の終結後には暗部に戻っている。
主に大蛇丸の監視をおこなっているが、ナルトたちとの交流も続いている模様。
夕日紅
アスマを亡くした頃に忍を引退し、現在でも復帰はしていない模様。
娘のミライを守るため「猿飛紅」を名乗って生活している。
みたらしアンコ
現在でも忍者アカデミーの教師を務めている。
激太りしてしまったため、かつての美貌は見る影もない。
まとめ
そんなわけで今回は、NARUTO-ナルト-の最終回にまつわるアレコレでした。
「そういえばNARUTOの最終回ってどうなったんだっけ?」と思った方に向けて簡単にまとめた記事を書く予定だったんですが…けっこう長くなりましたね。
やはり15年分の連載の重みは伊達じゃありません。これでもはしょった部分がけっこう多いので、もっと深く知りたい方は今一度原作のほうを読み返してみてはいかがでしょうか。
サクラの紹介文の、
サスケと結婚して「うちはサスケ」と名を改めている
で草生えたwww
俺自身がサスケとなる事だ……!!!