全72巻のNARUTO-ナルト-には、少なくとも100種類以上の忍術・仙術・体術・幻術が登場しています。
今回はそんな数多の術の中から、特に“最強”と呼ぶにふさわしい術のTOP20ランキングを考察していきたいと思います!
正直TOP20に限定するとチート級の術が多いので見方によってはランキングの評価も変わってくるかも・・・。なので、よかったらコメント欄に「最強はこの術だろ!!」と思う意見を残しててってください(^^)/
ナルトファンの皆さんに懐かしみながら楽しんでもらえたら嬉しいです♪
ではでは~どうぞ~
第20位 屍鬼封尽(しきふうじん)
屍鬼封尽は他の術と比べると意外とレアな封印術の一種です。
「術の発動=死神との契約」の図式が成り立っており、発動と同時に般若の面を被った恐ろしげな死神を召喚することになります。
死神は術者の魂を縛り、それを媒介としてターゲットの肉体から魂を引きずり出して封印するのです。
いわば、命懸けで引き分けに持ち込むための術ですね。
術をかけた側も、かけられた側も、まとめて死神に魂を喰われ、死神の腹の中で永遠に争い合うことになります。
魂が死神の中に封印されるので成仏できないどころか、この術に関わった者は穢土転生をもってしても復活させることが出来ません。
穢土転生や輪廻天生といった、死者蘇生の可能性が僅かに残されているNARUTO世界ですが、その復活の可能性すら限りなくゼロに近づけるという意味では最も恐ろしい技です。
一応、この術を解除するための「屍鬼封尽・解」という術も存在するのですが、これも術者が切腹することで発動するので結局誰か一人は死にます。。
第19位 多重影分身(たじゅうかげぶんしん)
続いてのランクインは多重影分身!ナルトが第1話の時点で使えるようになり、その後も主力技として使い続けた術ですね。
初期技なので正直あまり強い印象がない…と思われるかもしれませんが、改めて考察するとやっぱりとんでもない戦力なんですよ、多重影分身って。
多重影分身は幻影ではなく“実体”としての分身を生み出すという術です。
術者と同レベルの戦闘力を持った自律式の分身体を生み出せるので、出した分だけ戦闘力が倍になっていくというえげつない性能があります。
しかし大量のチャクラを必要とすることから一般の忍が使うと命に関わるため、本来は禁術として封印されていました。
第四次忍界大戦において、大量の白ゼツを相手にしたのもナルトの多重影分身たち。
ナルトのように数千体の多重影分身を扱えるようになれば、文字通り一騎当千の戦力を得ることが出来るわけです。
第18位 月読(つくよみ)
月読はうちはイタチの左目に宿る万華鏡写輪眼の能力です。
目を合わせた相手を幻術の世界に閉じ込める術であり、幻術世界では時間の概念すら無視することが出来ます。
外の世界では一瞬の出来事でも、術をかけられた本人は何十時間も幻術に耐え続けなければならないわけです。
幻術の世界はイタチの思うがままで、閉じ込めた人間を死ぬことも出来ない拷問にかけ続けたり、過去のトラウマを無限に再生することも可能。
ようは「目を合わせた瞬間に相手の精神を崩壊させられる術」なので、よほど精神力の強い者でない限りは目が合った瞬間に敗北が確定します。
さらに月読は「敵の幻術を解く」ためにも使用でき、イタチは穢土転生された際にもこの力で呪縛を解いていました。
幻術系の技の中では、紛れもなく最強クラスの技のひとつであると言えるでしょう。
第17位 飛雷神の術(ひらいしんのじゅつ)
飛雷神の術は二代目火影・千手扉間によって開発された術で、四代目火影・波風ミナトが得意としていた術です。
原理としては口寄せの術に似ていて、あらかじめマーキングしておいた場所に自らを口寄せすることで瞬間移動を可能とするというもの。
単純な術に見えますが難易度は非常に高く、単体でこの技を使用できるのは扉間とミナトの2人だけでした。
難易度が高いという以外には取り立ててデメリットもなく、この技を使えるレベルの忍が自由自在にワープしまくるというだけでも充分な脅威。
逃げ道を塞いだつもりでも簡単にすり抜けられてしまうだけでなく、一瞬にして背後や死角を取られてしまう可能性のある恐ろしい技といえます。
また、扉間はこの術を使って、求道玉をワープさせて相手のほうに返却するというトリッキーな使い方も見せました。
術のタイプによっては、攻撃するつもりで放った技をフルカウンターで返されてしまう可能性さえあるわけです。
第16位 塵遁・原界剥離の術(じんとん・げんかいはくりのじゅつ)
塵遁・原界剥離の術はオオノキが使う血継淘汰の忍術で、風・土・火の性質3つを同時に合わせる高難易度のもの。
発動すると巨大な立方体が出現し、その立方体に触れたものは跡形もなく「分解」されてしまいます。
他の攻撃術と違うのは、対象を破壊するのではなく、分子レベルで分解するという点。
物理的な攻撃ではないのでどれほどの防御力があろうとガード不可であり、あらゆる生物はこの術に触れた時点で問答無用で塵に帰されてしまうのです。
攻撃可能範囲や、スピードにはそこまで優れてはいないものの、攻撃力だけなら明らかに作中最強クラスです。
あまりにも強いせいで塵遁・原界剥離の術を「避けた」忍はいても、「受けて無事だった」という忍は作中に一人もいませんでした。
当たらないようにする以外、何一つとして攻略法の見当たらないという恐るべき術です。
第15位 イザナギ
イザナギはうちは一族の血継限界である「写輪眼」がもつ特殊効果の一つです。
かなり強力な術ですが、うちはオビト・うちはまだら・志村ダンゾウなど、意外に使用者の多い術として印象深いですね。
イザナギの効果は大きく分けて2つ、
- 「不都合な現実を幻にする」
- 「好都合な幻を現実にする」
となっています。
簡単に言えば、自分に都合よく事実を捻じ曲げてしまうことが出来るわけですね。致命傷を受けたという事実をなかったことにすることも出来る、まさに最強クラスのチート術です。
ただし、一度使うと失明してしまうというデメリットがあまりにも大きすぎるため今回はこの順位に留まりました。
普通の人間ならいざ知らず、「写輪眼」というアドバンテージを永遠に失う可能性を考えるとかなり使い勝手の悪い能力であると言えるでしょう。
第14位 尾獣玉(びじゅうだま)
尾獣玉は、一尾~十尾までの全ての尾獣が使用することの出来る攻撃技です。
チャクラを高密度で圧縮し、それを砲弾のように射出することで圧倒的な破壊力を出すことが出来ます。
本来は尾獣の専用技ですが、尾獣化した人柱力にもこの技を使いこなすことが可能です。
たった一発で山を砕き、地形すら変えてしまうほどの威力を持つ尾獣玉。
この術を使える者が一人いるだけで、戦争の勝敗にも大きな影響が出ることは間違いありません。
攻撃力の高さもさることながら、射程距離の長さでも有利を取ることが出来ますね。
強力な術には相応のデメリットが用意されていることも多いのですが、尾獣玉に関しては目立った弱点もないのが強みです。
しいて言えばチャクラの消費が激しいことと、術の使用自体が難しいことくらいでしょうか。これほどの攻撃力をもつ術のデメリットがそれだけというのも凄いですよね。
第13位 八門遁甲の陣(はちもんとんこうのじん)
八門遁甲は、体の中に流れるチャクラの量に制限をかける「八門」を無理やり開くことで人体のリミッターを外す技です。
すべての門を開いた状態を八門遁甲の陣と呼び、これを発動すると一時的に自分よりも遥か格上の相手と戦える力を得ることが出来ます。
作中では、第四次忍界大戦においてマイト・ガイが八門遁甲の陣を使用。
十尾の人柱力となったうちはマダラの半身を飛び蹴り一発で消し飛ばし、あまりのスピードとパワーで空間が歪むという圧倒的な力を見せつけてくれました。
八門遁甲の陣を使ったガイは、紛れもなく作中最強クラスのキャラクターである十尾マダラをして「死にかけた」と驚かせています。
単純な戦闘力だけならTOP3に入れてもいいくらい強力な術ですが、「一回使ったらほぼ確実に死ぬ」という弱点が大きすぎますね。
ガイは運よく生き残ることが出来ましたが、綱手をもってしても治療不可の後遺症を負って歩けなくなってしまっています。
第12位 神羅天征(しんらてんせい)
神羅天征は輪廻眼の能力の一つで、「斥力」を自在に操る術です。
斥力というのは引力の反対で、あらゆる物体・物質を自分から弾いて遠ざける力です。
神羅天征の使い手にクナイを投げても弾き返されますし、自ら殴りかかろうとすれば体ごと吹き飛ばされてしまいます。
この術の恐ろしいところは、弾き返す威力を細かく調節できるという点にあります。
手裏剣やらクナイといった小さな物体を弾くのは当然として、弾いた威力で街一つを壊滅させることさえ可能なのです。
実際に、作中では神羅天征によって木ノ葉隠れの里が全壊状態にまで追い込まれたこともありました。
一度使うとインターバルが必要になるという弱点はあるものの、相手の攻撃を弾く程度なら数秒のインターバルで再使用が可能。
街一つを破壊するレベルの使い方をしても数分後には回復するので、神羅天征の使い手と戦うならその僅かなインターバルを狙うしかありません。
第11位 穢土転生(えどてんせい)
穢土転生は死者の魂を口寄せする術です。
生きた人間を生贄に捧げ、死者の遺伝子情報を媒介にして魂を口寄せすることで、一時的に死人を蘇らせることが出来ます。
しかも単純に生き返るわけではなく「死者を動くようにする」だけの術なので、穢土転生で復活した者は基本的に死にません。
言ってみればゾンビみたいなものですね。
穢土転生で復活した者を止めるには、封印術などで魂を抜き取るか、術者そのものを無効化させるか、魂を成仏させなければなりません。
穢土転生の攻略法は一般の忍にとってはどれもハードルが高すぎるため、生前は大したことがなかった者であっても穢土転生体では脅威的な敵となってしまいます。
さらにこの術はあくまで「口寄せの術」の範疇なので、呼び出した死人は術者の意のままに操ることが可能。
作中では歴代の火影を始めとした猛者たちが召喚され、術者に操られた状態で猛威を振るっていました。
次のページでは、TOP10を考察していきたいと思います!
六道・地爆天星が1位じゃね?