第20位 クラピカ
ゴンの同期にして、最も信頼できる仲間の一人がクラピカ。
幻影旅団に同族を滅ぼされた過去を持つため、かつての仲間たちの仇を討つためにハンターになった人物です。
現在はパリストンの後継として、”子”の十二支んに配属されています。
クラピカの念能力といえば、やはり「対幻影旅団に特化している」というイメージが強いですよね。
強化系最強ともいわれるウボォーギンの討伐、ゾルディック家ですら手を焼くクロロの念能力を封印…などなど、幻影旅団との戦いでは無類の強さを誇ります。
ちなみにファンでもけっこう勘違いしている人が多いようなのですが、クラピカの念能力が「幻影旅団にしか使えない」というのは誤りです。
幻影旅団にしか使えないのは「束縛する中指の鎖(チェーンジェイル)」だけで、その他の能力は普通に幻影旅団以外の相手にも行使することができます。
第19位 キルア=ゾルディック
ゾルディック家の三男、キルア=ゾルディックの現在の強さはこんなところでしょうか。
作中では「暗殺術の才能はゾルディック家史上随一」と語られてもいるので、今後はもっと強くなっていくと思われます。
素の戦闘能力もさることながら、キルアの念能力「神速(カンムル)」はなかなか強力。
電気に変えたオーラを全身の末梢神経に直接流し込むことで、超人的なスピードでの移動と反射速度を実現することができます。
また、発動時は全身が電気で覆われている状態なので、触れるだけで敵を感電させることができます。いわば「神速(カンムル)」状態のキルアと戦うことは、電気そのものと戦うようなものなのです。なんだか、どこぞのゴッドエネルを思い出す能力ですね(笑)
ただし、あくまで電気を「纏っている」だけで自身が電気になっているわけではないので、電気耐性のある相手と戦う時はそれほど有利にはなりません。
とはいえスピードだけならすでに作中最速クラスになっているため、今後の成長次第ではTOP10入りの可能性も充分に考えられるでしょう。
第18位 モラウ=マッカーナーシ
モラウ=マッカーナーシは一ツ星ハンターで、ネテロがキメラアント討伐隊に選んだハンターの一人です。
ナックルやシュートの師匠にあたり、ハンター協会の新しい会長を決める選挙でも得票数上位に食い込む活躍を見せました。
戦闘能力・頭脳・人望など、ハンターに必要なあらゆる要素が高いレベルで結実した実力者です。
モラウの念能力は「紫煙拳(ディープパープル)」。
巨大なキセルから出す煙を様々なものに変えて操ることのできる操作系能力で、かなり応用力の高い技であるといえます。
例えば煙をロープに変えれば「実体がないので絶対に千切れないロープ」として敵を拘束することができますし、人や草を模した場合「見分けることが困難な偽物」として擬態・潜伏にも役立ちます。
また、「紫煙機兵隊(ディープパープル)」という技を使えば自動で動く煙の兵隊を作り出すことも可能。
最大で216体の煙人形を出すことができるため、モラウはたった一人で集団戦闘を行うことすらできてしまうのです。
第17位 カンザイ
カンザイは十二支んの一人で、”寅”を担当するハンター。
戦闘描写はないものの、作中では「(キメラアントの討伐は)モラウとノブでは役不足」と発言するシーンがあり、こと戦闘面においては彼らよりも高い実力を有していることが伺えます。
十二支んに入っている時点で強いことは間違いないんですが、彼らの中でも特に戦闘に特化しているとみられるのがカンザイなのです。
念能力に関しても不明ですが、B・W号ではビヨンドの高速室の前で見張りをしているため、仮に「誰かがビヨンドを逃がそうとしても対応できる」程度の能力はあると推測されます。
また、強い相手に点数をつける癖のあるヒソカは、カンザイのことを「85点」と評しています。
同じ十二支んのピヨンが「77点」とされていたことを考えると、やはりカンザイは十二支んの中でも平均以上の実力者なのでしょう。
第16位 ギンタ
こちらも十二支んの一人、”未”を担当するギンタがランクインです。
彼は十二支んの中でも随一の巨漢で、なんとなく愚鈍そうな見た目をしていますが実力は折り紙つき。
その大柄な体格に見合わないスピードで動くことができ、パワーとスピードを兼ね備えたハンターであることが明らかになっています。
ギンタのハンターとしての専門は「密漁ハンター」であり、普段は世界各国の密猟者と戦っているものと思われます。
念能力は明らかになっていませんが、そこらの犯罪者ですら常軌を逸した戦闘力をもつハンター×ハンターの世界で常に密猟者と対峙しているわけですから、戦闘に有用な能力を持っていることが推測されます。
ちなみにヒソカの採点では「90点」を叩き出しており、これは十二支んの中でも最高得点となっています。
ヒソカの採点を信じるとすれば、ギンタの戦闘能力は十二支んでも抜きん出ているということになるでしょう。
第15位 ビスケット=クルーガー
ビスケット=クルーガー、通称「ビスケ」は、ゴンとキルアを鍛え上げた師匠のような人物です。
普段の見た目は小学生くらいの可愛い女の子ですが、これは念で身体操作して偽装した姿であり、実際には57歳の中年女性です。
ビスケの念能力は「魔法美容師(まじかるエステ)」といい、多種多様なエステを施術することのできる人型の念獣を出現させる技です。
いわば「いつでもどこでも高級エステを体感できる」という微妙な能力ですが、「30分で8時間睡眠と同等の疲労回復効果が得られるマッサージ」なども実現可能なので、長期戦や集団戦においては重要な回復要因になり得ます。
貴重な念能力をマッサージに使ってしまっているビスケですが、素の戦闘力が異常に高いため戦いで苦労することは少ないようです。
身体操作を解くと身長2メートルを超える筋骨隆々の姿に戻ることができ、この姿になると並みの念能力者はゲンコツ一発で殺せるほど強くなります。
言ってみれば「常時ゴンさん状態」なビスケ。ウボォーギンレベルの強化系能力者でもなければ、彼女を正面からねじ伏せることはできないでしょう。
第14位 イルミ=ゾルディック
ゾルディック家の長男にして、ゴン達と同期でプロハンターとなったイルミ=ゾルディック。
彼はキルアを文字通り子ども扱いできるほど卓越した戦闘センスをもち、ヒソカやクロロと対等な立場で話ができる数少ない人物でもあります。
ゾルディック家のメンバーは年長者になるほど強くなっていく傾向がありますが、やはり長男だけあってイルミの実力は本物です。
また目的達成のためには民間人だろうが家族だろうが犠牲にするという冷酷な心の持ち主であり、行動に全く躊躇がないことが彼の強さを増幅しています。
普通の人間なら「ここで戦うと一般人に被害が及ぶ…」と考えるところを、むしろ「一般人を利用して相手を困らせよう」と考えてしまう冷酷さがイルミのアドバンテージになっています。
これまで「十老頭の暗殺」「プロハンターを返り討ち」「幻影旅団に入団」など、並みのハンターでは決して実現できないレベルの戦績を残してきたイルミ。
これでも尚、未だに本気を出していない様子なので、今後はさらにランキングを上げてくる可能性も高いと思われます。
第13位 ボドバイ=ギガンテ
ボトバイ=ギガンテは十二支んの一人で、”辰”を担当するハンター。
今のところ戦闘描写はありませんが、小出しの情報をまとめてみると「十二支ん最強」に最もふさわしい人物であることが伺えます。…ジンとパリストンを除けば、ですが。
まずボドバイは、十二支んでは最古参であることが明らかになっています。
ネテロやビスケを見てもわかる通り、念能力者は歳を取るほど完成度が高くなる傾向があるため、年長者のボドバイが周囲に抜きんでている可能性は非常に高いといえるでしょう。
また選挙編では「名実共に最も会長に近い」と評されており、ボドバイが多くのプロハンター達に認められる実力者であることがわかります。
また、ボドバイはプロハンターの中でも極めて希少な「三ツ星ハンター」です。
専門がテロリストハンターであることからも、その能力が集団戦闘に特化していることが推測されます。
第12位 ヒソカ=モロウ
元・幻影旅団No.4にして、作中屈指の戦闘狂であるヒソカ=モロウ。
「強い相手と戦って殺す」ことに快楽を感じる戦闘狂で、彼の快楽殺人の犠牲になったキャラクターは数知れません。
ヒソカの念能力は「伸縮自在の愛(バンジーガム)」と「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」の2つ。
ハッキリ言ってどちらもシンプルで大した能力ではありませんが、ヒソカはこの2つを上手く使って「相手を騙す」ような戦い方を得意としています。
「伸縮自在の愛(バンジーガム)」で予想外の方向から攻撃を飛ばしたり、「薄っぺらな嘘(ドッキリテクスチャー)」で怪我が一瞬で治ったように見せかけたり…という感じですね。
念能力を取り戻したクロロとの戦いでは、クロロ側に幻影旅団の他メンバーがついていたにも関わらず互角以上の戦いを見せました。
結局最後は敗北してしまいましたが、クロロに殺害されたにも関わらず「死後に肺と心臓をマッサージする念」をかけていたため自力で生き返るという離れ業を披露。
しかもその後、ダメージが残ったままの体で幻影旅団のコルトピとシャルナークを殺害しており、彼が幻影旅団の中でも飛びぬけた実力を持っていることを示唆していました。
第11位 レイザー
レイザーはグリードアイランドにて、「一坪の海岸線」を手に入れるためのボスキャラを務めた人物。
その正体は単なるゲームキャラではなく、ジンが実力を認める仲間の一人でもありました。
グリードアイランドでゴン達と戦ったときは、種目がドッジボールだったため強さが分かりにくかった感もありますが…
しかし冷静に分析してみると、ドッジボールを投げただけでゴン・ヒソカ・キルアの三人をボロボロにしてしまった実力は圧巻です。
もともと放出系能力者でもあるので、その能力を純粋な戦闘に向けていたとしたら…あのヒソカですら、レイザーに勝つことは難しかったかもしれません。
また、放出系能力者でありながら14人の人型念獣を具現化する技も使用することができます。
この念獣はレイザーの投げたボールをたやすく受け止めるほか、一ツ星ハンターのツェズゲラが反応できない速さでボールを投げることも可能。
これはつまり、念獣一人一人がレイザーと同等レベルの放出系能力を使うことができるということです。一人でも強キャラすぎるレイザーが同レベルの念獣を14人も従えていたら…直接的な戦闘で、彼らに敵うキャラクターはほとんどいないでしょうね。
次のページでは、いよいよTOP10を考察!!
クロロやジンなど作中の強者ぞろいの面々が登場してきます。また、【番外編】として、今後間違いなくランクインしてくるであろうキャラをピックアップしています!