1,四方の姉と霧嶋姉弟の母親との共通点
幼いころの薫香と絢都の場面、薫香は平気な顔でミミズをつかむのですが、それに対して新は「お母さんにそっくりだな」と発言しています。
そして四方の回想では、無視が苦手である四方に対して姉が虫をつまみあげ、「喰え」といっています。
霧嶋姉弟の母親も四方の姉もどちらも虫が苦手ではないようです。
2,四方の赫子と絢都の赫子の形状が酷似している
四方が有馬に激怒し、全力で赫子の攻撃をしている場面と絢都が金木に対して赫子で攻撃を加えている場面。
そのふたつがとても酷似しています。
また、四方も絢都も赫子が出てくるときの効果音が「ズモモモモ」という共通点もあります。
3,髪形、髪色が似ている
これはなんとなくですが、薫香の回想に出てくる母親の顔と、四方の回想に出てくる姉の顔、髪型と、これはカラーではないのではっきりとはわかりませんが髪色も似ています。
まとめ
これだけ条件がそろってしまうと四方の姉は霧嶋姉弟の母親ということでほぼ確定ですね。
四方が薫香に格闘技の稽古をつけてあげていた理由も納得がいきますし、霧嶋姉弟の叔父にあたるので赫子の形状が似ているのもうなずけます。
余談ですが薫香の持っていた両親のエンゲージリング?の裏には「ARATA HIKARI」と彫ってありましたので母親の名前はヒカリというみたいですね。
この作者はいろんなところに伏線を張りすぎてどのページ、一字一句、仕草までも適当に読めません。
しかしその手間をかけて読むことで、作者と対話をしているような気分になれてとてもおもしろいです。
これからも隅々まで目を通し、作者の意図を汲み取りながら楽しく読んでいきたいですね。
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